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2017年5月にライトコインにSegwitが導入されました

仮想通貨について調べていると「Segwit(セグウィット)」という言葉が出てきますよね。なんだかよく分からないけど、導入することによって仮想通貨に良いことがありそうなイメージはあるとは思います。

実はこのSegwit、今後仮想通貨が私たちの身近な決済通貨となるためには欠かせないとても大切なシステムなのです。現在ではライトコインを始めとしたいくつかの仮想通貨にしか実装されていませんが、今後多くの仮想通貨で取り入れられることが予想されます。ただ、Segwitにもメリットばかりがあるわけではありません。今回は、そんなSegwitのメリットとデメリットについて解説していきます。

Segwitがライトコインにもたらしたメリット

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Segwitは「Segregated Witness」の略で、簡単に言えば取引をより速やかに処理することができる仕組みで、現在ビットコインなどで問題になっている送金詰まりを解消する一つの手法でもあります。

具体的には、取引の記録であるトランザクションを圧縮して、限られたブロックサイズの中で寄り多くの取引を処理できるようにしたものです。ライトコインでは他の仮想通貨に先駆けて、2017年5月に実装されました。

その結果、ブロックサイズは1MBで不変のまま取引速度が飛躍的に向上しました。取引が遅滞なく行われるということはそのまま仮想通貨の信頼向上にも繋がりますので、それを受けてライトコインの価格もSegwit実装後に急騰しました。

また、取引が遅くなれば優先的に承認されようと手数料のインフレが起こりますが、Segwitを導入することで取引速度は上がり、その分手数料も下がっていきます。ライトコインの利用者からすると、まさに良いことづくめという感じです。

Segwitを導入することによるデメリット

ライトコインの利用者からするとSegwitを導入することのデメリットはあまり感じないかもしれませんが、実はSegwitの導入で割を食う人たちもいます。それは、ライトコインのマイナーたちです。

マイナーの報酬は取引によって発生する手数料なので、Segwitによって取引の手数料が下がるとマイナー報酬も下がってしまいます。また、圧縮されたトランザクションによって見かけ上ブロックサイズが上昇したような形になるため、マイニングに必要なマシンのスペックも高まります。

つまり、マイナーにとっては、仕事は増えるのに報酬は減るというデメリットばかりのシステムなのです。そのため、Segwitを実装することでマイナーが減少してしまう可能性もあるということです。マイナーが減少すれば仮想通貨の流動性が悪くなり、結果としてその通貨の衰退をすすめてしまうかもしれません。

Segwitを応用したマイクロペイメント導入で変わるライトコインの将来

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Segwitによってトランザクションを圧縮する仕組みによるメリットは、単に一回の取引が早くなるというだけではありません。少し難しい話になりますが、Segwitの圧縮によってトランザクションの展性(同じトランザクションの複製のようなもの。何度も同じ送金を行えてしまう悪質な不正)を防ぐことが可能となります。

これは、マイクロペイメントの導入には不可欠になります。

マイクロペイメントとは、例えばAさんからBさんへ5LTCの送金、BさんからAさんへ7LTCの送金、AさんからBさんへ1LTCの送金が行われたとします。結果的にはBさんからAさんへ1LTCの送金が行われたわけですが、これまでのトランザクション処理ではこの3つの取引を全て馬鹿正直に記録しなければなりませんでした。

しかし、マイクロペイメントというシステムでは最終的な「AさんからBさんへ1LTCの送金」のみを記録します。その結果、途中の取引をブロックチェーン上に残す必要がないので、その分早く安く取引が行うことができるようになります。日常生活で仮想通貨を利用すると少額決済を繰り返すことになりますので、このシステムがいかに重要かは分かりますよね。

ただ、そうするとブロックチェーンでの承認が必要ない取引が増えるので、トランザクションの展性を防ぐことができるSegwitの導入が不可欠というわけなのです。Segwitのメリット・デメリット、少しでも分かって頂けたでしょうか。